写真を“読む”視点
ISBN: 9784787272003
出版社: 青弓社
出版年: 2005
页数: 227p
定价: 2,100
装帧: B6判
内容简介
新聞?雑誌や広告で消費される写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真―私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのか、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。
第1章 写真史のなかの子どもたち
第2章 写真による「性」の表現
第3章 広告写真とジェンダー表現
第4章 戦争と写真―プロパガンダとしての写真の用法
第5章 紙面上の写真―写真集を読む視点
第6章 美術館と写真―写真を蒐集する視点
第7章 写真と現代美術―インスタレーション?アートにおける写真の位置づけ
新聞?雑誌や広告で消費される写真、戦場の現実を照らし出す報道写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真――私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのかを、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。
はじめに――写真史を書くということ、写真史の歴史
1 写真史はどのように語られてきたのか
2 「技術史としての写真史」から「表現の歴史としての写真史」へ
3 「表現の歴史としての写真史」≒「写真家の列伝」?
4 「表現の歴史としての写真史」に対する見直しと近年の傾向
5 本書の目的と構成――写真を読むためのツールとしての写真史
第1章 写真史のなかの子どもたち
1 子どもの写真を撮ること、見ること
2 写真の黎明期――ダゲレオタイプの発明からカルト?ド?ヴィジットの流行まで
3 見立てられる子どもたち/測られる子どもたち
4 社会を象徴する子どもたち――ドキュメンタリー写真、フォトジャーナリズム
5 子どもとして「見る」ということ
第2章 写真による「性」の表現
1 密室の中の演技――ポルノグラフィの手法
2 ダゲレオタイプのヌード写真、ステレオ写真の流行──視覚的なポルノグラフィの展開
3 カルト?ド?ヴィジットとポストカードの流行――ピンナップ、ガーリー?マガジンの普及
4 アルフレッド?C?キンゼイの研究活動とキンゼイ研究所の写真アーカイヴ
写真の美術市場の形成
3 ジョン?シャーカフスキーが提示した「写真の見方」
第7章 写真と現代美術――インスタレーション?アートにおける写真の位置づけ
1 フレッド?ウィルソンのインスタレーション作品「H RR R and H PE」
2 現代美術における写真の位置づけ――ポップアートからランドアートまで
3 ポストモダニズムの写真活動の展開
4 インスタレーション?アートの展開
5 表す展示/隠す展示
あとがき
参考?関連文献/サイト
作者简介
小林美香[コバヤシミカ]
1973年生まれ。大阪芸術大学?大阪成蹊大学?京都造形芸術大学などの非常勤講師。専攻は写真論?写真史。関西を中心に写真に関するレクチャーやワークショップ、シンポジウムの企画?開催に携わる